治具(冶具)における樹脂の使い方

IMG_1774こんにちは、山城です。

今回は治具(冶具)に使う樹脂(プラスチック)の話をしたいと思います。
クランプの仕方によりますが、重切削でない場合や位置決めだけであれば、樹脂は大いに役立ちます。

よく使われるのがMCナイロンやジュラコン(ポリアセタール)といった樹脂ですが、これらには適度な柔らかさがあるため、ワークに食い込んでトグルクランプなどでもしっかりと固定できます。

また、当たり前と言えばそれまでですが金属より柔らかいのでワークを傷つける心配がありません。

樹脂はクランプ部分や位置決め用にワンポイントで使うことによって治具を圧倒的に使いやすくしてくれる素材なんです。

変形しない素材は?

こんにちは、山城です。

以前お問い合わせをいただいたのですが、加工しても変形しにくい素材は鉄鋳物です。特にデンスバーと呼ばれるFC250等の素材は、加工後の寸法変化が非常に少なく、薄肉形状や異形状でも100分台で平行度や直角度、位置度を仕上げることができます。

先日FC250のデンスバーでコレットチャックを製作しましたが、すり割りを入れた後もほとんど変形せず、外径寸法は0.01㎜以内に収まっていました。

一方、変形しやすいことで有名な素材は何と言ってもSS400です。特にフラットバーは厚みや幅方向の加工をすると目で見てわかるほどに変形します。

したがって、精度の要求される部品や治具を製作する場合はSS材を避け、強度や熱処理との兼ね合いも検討しS45Cやその他の炭素鋼、合金を選択します。

トグルクランプについて

こんにちは。山城です。

最近トグルクランプでワークを固定する治具製作の注文を受けることが多いのでトグルクランプのメリットやデメリットについてご紹介したいと思います。

トグルクランプとはレバー1本で対象物を固定できるツールで、ワークの脱着がワンタッチでできます。
ある加工品や特定の工程に使用する治具(冶具)でよく使われます。

・トグルクランプのメリット
トグルクランプのメリットは何と言ってもワークを簡単に脱着できることです。バイスのようにハンドルを回す必要がないので短時間で段取りができます。
また、押さえつける強さが決まっているので治具(冶具)さえ用意すれば誰でも同じようにクランプや加工が可能です。

・トグルクランプのデメリット
トグルクランプのデメリットは、トグルクランプそのものが大きく加工の邪魔になってしまうことです。
Z方向で押さえつける場合、刃物が当たるためかなりの面積でトグルクランプの周囲の加工ができなくなります。
また、トグルクランプそのものは1点にしか力がかからないため、トグルクランプの先にワークを固定するための板状や爪状の部品を設置しなければならないことも多いです。

使い方をしっかりすれば段取りが非常にスムーズになるのでぜひ使ってみてください。
どう設計してよいかわからない場合や治具(冶具)ごと作ってほしい場合などありましたらお気軽に山城製作所までご相談ください!!

もうすぐオープンする友人のお店で穴を明けてきました。

こんにちは、山城です。

今日は小金井市内で新しく飲食店をオープンする友人のお店で冷蔵庫に穴明けをしてきました。
冷蔵庫内でビールサーバーを冷やして壁面から直接配管を出したいということだったので初めて冷蔵庫に穴を明けました。
鉄板と木材を貼り合わせて作られているようでしたが、外からでは素材がわからず慎重に穴を明けました。
外側は鉄板でしたが、中は発泡スチロールが詰まっていて、鉄板に穴が明くと一気に中までドリルが入っていきました。
薄い板や柔らかい素材は普段ほとんど加工しないので、きれいに仕上がるか心配でしたが変形やバリの残りもなく中々の出来栄えになりました。
ドリルで穴明けをした後ヤスリと笹っ葉でバリを取り形を整えて仕上がりとなりました。
開店が待ち遠しい!

錆びない部品を作るには

久しぶりの更新となってしまいましたが皆様お元気でしょうか。

今回は錆びについて考えたいと思います。
さて、工業部品であれ身の回りの日用品やアクセサリー類であれ、いかに錆びないようにするかという問題は金属を扱う場合の宿命です。

治具(冶具)や工業部品であれば、耐食性を適切に発揮しつつ如何に低コストで加工しやすい材料を選ぶかということが重要になってきます。

錆び(腐食)対策は大きく分けて3つのカテゴリに分類することができます。1つ目は錆びにくい金属を素材として使うこと、2つ目は素材の金属表面に化学的な処理を施して素材自体を錆びにくくすること、3つ目は金属の表面に素材とは別の物質を添加することです。

1はステンレスやアルミ、チタンなどがあげられます。
2はアルミのアルマイトが代表的な処理です。
3はメッキや塗装が挙げられます。

素材の入手コストや加工のしやすさ、機械的性質を考慮に入れ、これらの処理を上手に使い分けることで適切な錆び(腐食)対策ができるようになります。

3Dプリンター×町工場 オープンファクトリーのお知らせ

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こんばんは、山城です。
突然ですが、ゴールデンウィークの最終日、5月6日(火)に山城製作所で3Dプリンターのデモンストレーションを行うことになりました!
先着10名、高校生以上ならどなたでも無料で参加できます!!
3Dプリンターやものづくりに興味のある方は是非この機会にご参加ください。 続きを読む

ねこは正義

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いつもお世話になっているタイル屋さんの工場の近くをうろうろしているねこに再開しました。

工場の敷地の大家さんがえさをあげていておいしそうに食べていました。

以前見つけたときは5メートルも近づかないうちに逃げられたのですが、 続きを読む

切り粉との戦い

2014-02-25 16.53.31

こんにちは。最近旋盤での加工にも取り組んでいる山城製作所です。

今回は、加工の際に注意が必要となる切り粉の話です。

切り粉とは、切削加工の際に削り取られる金属の破片のことです。

切削加工は、材料から必要ない部分を削り取って必要な形を作り出す加工です。
金属を削れば必ず切り粉が発生しますが、これを切削の邪魔にならないようにうまく排出しないと大変なことになります。 続きを読む