角をどのように処理するか

こんにちは。
今回は角の処理の仕方の話です。
さて、図のようなポケットの設計をしようとするときに問題となるのが、角の処理です。pinkado

 

 

 

 

 

 
何も考えずに直角の角(金属加工の業界ではピン角と言ったりします)を付けると加工不能になってしまいます。
なぜなら、加工する工具は回転することで削る力すなわち切削力を生み出しており、角を削るときには工具の半径以上のRが付いてしまうからです。
ではどのようにすれば良いのでしょうか。多くの場合次のように設計変更することによって角のR問題を回避します。
一つ目は、以下の図のように角に工具の半径以上のRを付けることです。pinkador

 

 

 

 

 

 
この場合、ポケットに入る部品も角にRを付けるなどの処理が必要になりますが、最も簡単な解決策と言えるでしょう。
もう一つは以下の図のように角の部分に穴を明けて角を丸ごとなくしてしまう方法です。こちらは相手部品の角に何らかの理由でRを付けられない場合に有効です。
ピン角3

 

 

 

 

 

このように、設計の時に意外と見落としがちな角問題ですが、工具の半径と動きを常に想像するようにすると、どんな形状が加工できるのか間違いにくくなります。
考えるのが面倒だ!という方は山城製作所までご相談ください。